CBD製品でコロナ後遺症を改善できるのか

2020年から世界中で感染が広がっているコロナウィルスですが、未だに感染の拡大は止まりません。ウィルスと共存している中で、コロナ感染後も後遺症に悩まされている方が多く存在します。またワクチンを接種した後に 後遺症の様な症状を訴える方もいます。その症状は世界中で人によって様々です。

 

今回はコロナなどの重症感染症がECSに及ぼす影響とコロナ後遺症との関係についてお話しします。

ECSについてまだ知らない方は別で投稿していますのでそちらを先にチェックしてください。

 

エンドカンナビノイドシステム(ECS)は免疫機能をサポートしています。ウィルスに感染す ると身体は発熱を起こして、免疫機能を活発に働かせ、元の無菌状態に戻そうとします。 以前にお話しましたが、ECSにはホメオスタシス(恒常性)を保つために体のあらゆる器官のシナプス伝達を調節する役割があり、免疫機能をサポートしています。加齢と共に体内での内因性カンナビノイド (エンドカンナビノイド)の生成力が低下し(カンナビノイド欠乏症)、ECSの機能も低下して いきます。高齢者ほど免疫力が低い事にはこれが関係しています。

 

また重度ストレスや感染症によって、体内のカンナビノイドの生成量が低下する事が分かっています。体内に神経伝達物質である内因性カンナビノイドが不足するとECSのニューロン伝達が上手く働かなくなり、ECSが不調を起こします。

ECSの機能について、病院で検査してもらえるほど医療も発展していませんし、データはありませんが、コロナほどの重症感染症であればECSに不調を起こすでしょう。ECSは生物学に置いて歴史的な大きな発見にもかかわらず、大麻という植物の歴史的な背景から未だに多くの方が認知していません。ECSは身体機能のほとんどを司どっているので、不調が起これば様々な不定愁訴や疾患が起こります。

コロナ後遺症はウィルスに身体が打ち勝った後にも続く症状のことです。 どの後遺症の症状も元々正常に働いていた機能が不調を起こした結果症状として現れています。 そこで私はコロナ後遺症の症状に、ウィルスによって脅かされたECSの不調により起こる症状が含まれているのではないかと考えました。

次にECSの不調により起こる症状とコロナ後遺症により起こる症状を比べて見ます。

 

コロナ後遺症の主に報告されている症状

○疲労感・倦怠感(体がずっとだるい)

○抑うつ(無気力状態)

認知力・思考力・記憶力の低下(考えがまとまらない。ミスや忘れ物が増える)

不眠・睡眠障害

○頭痛

脱毛

○咳・息切れ・胸の痛み(肺炎による後遺症)

嗅覚・味覚障害

○腹痛・下痢

 

 

ECSの不調により起こる症状

○疲労感・倦怠感

○うつ状態

○認知力・思考力・記憶力の低下

○不眠・睡眠障害

○頭痛

○脱毛(内分泌系の機能低下により、ホルモンバランスが崩れる)

○食欲不振

 

これらを見て分かる通り、コロナ後遺症とECSの不調により起こる疾患には共通する症状が多く見られることがわかります。コロナ後遺症の症状は他の疾患ではあまり見られない、抑うつや思考力・記憶力の低下、不眠症などが多く報告されています。これらはまさしくECSの不調により起こる代表的な疾患です。倦怠感の症状については、ストレスによる悪化もあるそうです。またストレスもカンナビノイドの生成力を低下させますのでさらにECSの不調を招きます。

この様な点から、コロナに感染しECSの不調が起こっても、現代人の一般的な生活習慣では生成力を回復させる事は難しい為、コロナ後遺症としてECSの不調により起こる症状が続いている可能性が考えられます。

生まれつき体内のカンナビノイドの生成力の低い人は、ECSによる過剰なニューロン伝達を抑制する働きが弱いために、先天的なてんかんやパーキソン病、ADHDなどの疾患を持つ方が多いのですが、ECSの不調はこの様に感染症やストレスによっても起こるため、後天的にもこれらの症状が起こるのです。その症状は軽度のADHDや重度のパーキンソン病などECSの不調の重症度により様々です。

 

ということは、ECSの機能を正常に戻せば、後遺症の症状も改善できる可能性があるのではないでしょうか。

ではどうすれば、ECSの機能を正常に保つ事ができるのでしょうか。

1つの方法は、体で作られる内因性カンナビノイドの元となる成分を食事から毎日充分に摂取する事です。生の牛肉やチョコレートなどに含まれるアナンダマイドがその一種です。ですがどちらの食品からも十分な量を摂るには大量に食べる必要があり、継続は難しいです。

 

そこでより効率的なのが、自然界に存在する植物性カンナビノイドを活用することなのです。

必然なのか偶然なのかは謎ですが、自然界にも体内で生成されるカンナビノイドに酷似した成分が存在するのです。

そして、それらの植物性カンナビノイドを栄養素として日常的に摂取する事でECSの機能をより正常に保つ事ができます。

 

CBDは規制成分(THC)のように直接体内のカンナビノイド受容体に結合することはありませんが、摂取する事で内因性カンナビノイドの再取り込み阻害薬の様な働きをして、体内のカンナビノイドトーンを高める事ができます。

すると神経伝達物質である内因性カンナビノイドが少量しか体内になくとも、シナプス間に内因性カナビノイドが余って、ECSが円滑に働く様になります。

 

体内で生成できない必須栄養素は食事で摂取しなければなりません。また一度摂取しただけでは意味がなく、継続して摂取し続けなければなりません。ビタミンやミネラルなどのサプリメントは昔から数多く存在し、食事からでは足りない栄養素を補っています。同じ様にCBD製品も継続的に栄養素として摂り続けることで効果を発揮します。

 

ECSの機能を正常に保つことは、様々な生物学的機能に関わります。ECSの不調が原因ならコロナ後遺症だけでなく、不眠症や拒食症、不安感などの慢性的な疾患も改善できるかも知れません。

 

これからの時代は、CBDなどの植物性カンナビノイドを栄養素として摂取することにより、ECSの機能を正常に維持できるのです。

 

CBD製品が、これからの時代のカンナビノイドの機能をサポートするサプリメントと言う訳です。

その他にも、カンナビノイドには抗がん作用や腫瘍の成長を抑制する作用など様々な効果があることが分かっています。

医療大麻は解禁して間もない為、多くのことが研究過程でありビックデータこそありませんが、継続して摂取することで得られる健康への可能性は計り知れません。

今ではオイルや、グミなど様々な製品があります。これらを上手に日常的に活用することで安定した毎日の生活と健康のために役立てる事ができるでしょう。

特におすすめの製品はティンクチャーオイルです。自分で摂取する量を細かく調節することができますし、そのまま摂取しても良いのですが、食べ物や飲み物に組み合わせることで毎日手軽に摂取できます。私は毎朝高濃度のオイルをコーヒーに2、3滴垂らして摂取しています。

ストレス社会、癌大国の日本に住む、より多くの方々がカンナビノイドについてに認知し、カンナビノイド製品を活用する事でより健康的でより良い日々を送られるよう願っています。

 


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