人間と同じように、猫にもCBDのようなカンナビノイドの影響を受けるエンドカンナビノイドシステムがあります。当然、猫は自分でCBDオイルを摂取することはできませんが、猫の飼い主として、不安や関節炎など、ペットを悩ませる一般的な症状を改善するために、CBDを与えてもいいのでしょうか。
安全性
既に猫に対するCBDの安全性についてかなりの研究が行われ、これらの研究では、猫を被験者として観察されたCBDの副作用はほとんどの場合無視できると結論付けています。CBDは猫に毒性があるようには見えず、それどころか、猫にもたらすかもしれない恩恵は、かなり大きいようです。
影響
CBDは、猫の体内でも人間の体内と同じように振る舞い、主に痛みと気分を制御する神経学的な構成要素に作用します。CBDが、ハイにすることはありませんが、リラックスさせ落ち着かせる可能性はあります。
飼っている猫が不安、関節炎、またはてんかんに苦しんでいる場合、CBDは間違いなく試す価値があります。
関節炎
人間の体内でも猫の体内でも、CBDは炎症を制御するTRP受容体に強く作用するようです。炎症に支配される症状であるため、全国のペットオーナーが猫の関節炎に役立つことを期待して、猫にCBDを与えているのは不思議ではありません。
てんかん
CBDが最初に大きな注目を浴びたのは、難治性のてんかんを持つ子供への効果に関する広く公表された話によるものでした。それ以来、非常に多くの人々がてんかんのためにCBDに注目し、アメリカではてんかんの症状のためのCBDベースの薬を承認し、CBDで猫のてんかんを治療する飼い主さんもいます。
猫に適したCBD製品
猫に与えるのに最も適したタイプのCBD製品は、CBDオイルで、CBDチンキとしても知られています。猫にフルーティーなグミや、人間サイズのCBDカプセルを与えようとすると、猫の喉につまる危険性があります。実際に効果的な用量でCBDを与えたい場合は、オイルにするのがおすすめです。
おすすめの与え方
CBDを与える最も簡単な方法は、おやつに少量のCBDオイルを塗るなど、食事にCBDオイルを加えたりすることです。口に直接吹き込むことも出来ますが、この方法では、猫の喉に入るよりもはるかに多くのオイルが床や猫の毛に付いてしまい無駄になってしまう可能性が高くなります。
与えるのが難しい場合
CBDを摂取させることが難しい場合は、猫の好物の1つに混ぜて与えてみてください。猫用おやつには錠剤ポケットが付いていてる種類もあり、処方薬の代わりにCBDオイルを入れることができます。焼き鳥やサーモン缶のような猫の好物にCBDオイルを垂らして混ぜるのもおすすめです。
CBDが効くまでの期間
経口摂取されたCBDは、約30分以内に効果を発揮するはずです。ですがCBDが求めている結果をもたらすのにかかる時間は、猫によって異なります。1日か2日でCBDの効果が現れ始める猫もいますが、場合いによっては望ましい結果が明らかになるまで数週間かかるかもしれません。
適量
猫のためのCBDの正しい1日の投与量に関する公式のガイドラインはありませんが、ほとんどの飼い主は、1日あたり約5〜10mgのCBDを与えています。人間における理想的なCBDの投与量はまだ確立されていないので、猫に与えるべきCBDの量が正確にわかるまで、しばらく時間がかかりそうです。
CBDの過剰摂取
人間を対象に行われた研究によると、人は1日のCBD投与量を1500mgまで許容でき、それを超える投与量でも副作用はまだ軽度であることが分かっています。理想的なCBDの量を決定する際には、与え過ぎないように注意する必要はありますが、あなたの猫に危険な量のCBDを与える可能性は低いです。
毎日与えてもいいのか
効果が実感できる場合、猫に毎日CBDを与えてはいけない理由はないようです。CBDが使用後すぐに悪影響を及ぼすように見えない様に、長期間使用しても望ましくない作用をもたらすようには見えません。猫にCBDを与えることについて何か疑問がある場合は、獣医師に相談してください。